IMYME Galleryをご覧の皆様、こんばんは!
『ディゴワン&サルグミンヌのソーシエールが入荷しました(*^-^*)』と言う事で書いていきたいと思います♪
サルグミンヌとは
「サルグミンヌ」は、フランスとドイツの国境に位置する町で、1770年に創業された陶磁器ブランドの名前でもあります。その品質のすばらしさから大きな会社へと急成長を遂げましたが、1870~71年の普仏戦争の結果、サルグミンヌがフランス領からドイツ領となり、フランスへの陶器の輸出に莫大な税金を課されることになりました。
そのためサルグミンヌ窯は、1879年にフランスのブルゴーニュ地方の小さな町ディゴワンへと窯を移すことになりました。Sarreguemines (サルグミンヌ)はそこで当時すでに陶器の制作を行っていたカフェオレボウルで有名なDigoin (ディゴワン)と合併し、その後はディゴワン&サルグミンヌとして陶器の生産を行っていました。
サルグミンヌの陶器は、その美しさと品質から多くのアンティーク好きな人々に愛用されています。
バックスタンプは?
「GRIGNAN」はフランス南東部のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏のドローム県にあるコミューン(自治体)の名前です。ルネサンス時代の城があり、17世紀にマダム・ド・セヴィニエが娘のマダム・ド・グリニャンへ書いた手紙で言及されています1。また、グリニャンは美しい村で、その大きな城で知られています。この情報から、「GRIGNAN」はおそらくはその地域にちなんで名付けられた可能性があります。
その下は、fait à la mainと書いてあるのだと思いますが、これはフランス語で手作りを表す言葉です。
DIGOIN SARREGMINES
ディゴワン&サルグミンヌの制作と言う意味です。
その下はFranceと書いてあり、サルグミンヌがディゴワンに窯を移してからのものですので、1879年以降の物です。Franceと国名のみが記されていることから、1891年以降、1920年までの間に製造されたことが分かります。
(アメリカが輸入品に製造国表示を義務付けたのが1891年。1921年以降はMade in 〇〇〇〇の表記に変わる)
ショップページ
食器としてだけでなく、写真の様にフラワーベースとして飾ってみると、お部屋の雰囲気が一気に柔らかい感じに変わって、アンティークの歴史が伝わってくるようです(*^-^*)
アンティークの魅力:過去からの贈り物
現代社会は、物質的な豊かさに溢れ、新しいものが次々と生み出され、古いものは容易に捨てられています。しかし、その中でアンティークの価値は見直されています。アンティークは、過去からの贈り物であり、その魅力は時間を超越しています。
1. アンティークの持つ歴史と物語
アンティークは、それぞれが独自の歴史と物語を持っています。それらは、過去の人々の生活や文化、価値観を反映しています。アンティークを手に取ると、その時代の息吹を感じ、その物語に触れることができます。これは新品の商品では味わえない魅力です。
2. 職人の技術と情熱
アンティークは、職人の高い技術と情熱が込められています。手作業で一つ一つ丁寧に作られたアンティークは、その美しさと品質が長い時間を経ても色褪せません。それぞれのアンティークが持つ独特の風合いやディテールは、現代の大量生産品では再現できないものです。
3. 持続可能な消費
アンティークを購入することは、持続可能な消費の一形態です。新たに物を生産する代わりに、既存のものを再利用することで、環境負荷を軽減することができます。また、アンティークは長く使うことができ、一時的な消費ではなく、長期的な価値を見出せます。
4. 個性とスタイルの表現
アンティークは、個性とスタイルを表現する素晴らしい手段です。アンティークの一つ一つがユニークであるため、自分だけのスタイルを作り出すことができます。アンティークを取り入れることで、自分だけの空間やライフスタイルを創造することができます。
現代社会が物質的な豊かさに溢れる一方で、アンティークの持つ独特の魅力と価値は、私たちに新たな視点と感動を提供します。アンティークは、過去からの贈り物であり、それを大切にすることで、未来への贈り物にもなります。アンティークの世界を探求することで、私たちは新たな価値と豊かさを見つけることが出来るのではないかと思います(*^-^*)